アンケート用紙をテーブル上に置きっぱなしになっていませんか?
ほこりがかぶって全くアンケート回収できていないお店が多いです。
活きたアンケートを取るには、
- アンケートの趣旨を明確にする
- 直接お客様に手渡しする
この2点を行わないと良いアンケートはとれません。
それでは効率的なアンケートの取り方のご説明をしていきます。
常に同じアンケートを取っていませんか?
今月は新メニューの評価を聞きたいと思ったら1ヵ月徹底的にアンケートを取ります。
そして翌月、お客様の意見を参考に1ヵ月で手直ししていきます。
また、その翌月にはサービスのアンケートを取り、同じように手直ししています。
この様に常に同じアンケートではいけないのです。
改善されたものに対しての評価をとるためでもアンケート内容は変わるはずです。
上手なアンケートの取り方
アルコールのあるお店では、
お客様が乾杯が終わった後に、
幹事又はお金を払いそうな方にアンケート用紙(ボード付き)とボールペンを渡します。
ここが1番のミソです!
自店のお客様になって欲しい、何か意見の欲しい方に書いていただくのです。
しっかりとアンケートの趣旨を説明し、お願いすれば回収率100%も可能です。
もちろん常連のお客様にも書いていただきましょう。
常連のお客様にはアンケートはいらないのでは?
と思いがちですが、
いつも来ていて、いつも食べているので1番厳しい意見が頂けます。
さらに店長の目の行き届かないところを指摘して頂けます。
金券や粗品は必要?
アンケートを書いて頂くと金券のプレゼントや粗品プレゼントを行っているお店が多いですが、
私は必要ないと考えています。
それよりも、
手書きでお礼の手紙を書きましょう!
デジタル化がすすみ、メールや宛名もプリントされたシールなどが増えているこの時代。
あえて手書きでお礼状を書きましょう。
字が汚くてもいいのです!
心が伝わります。
アンケートを読むタイミング
アンケートはまとめ読みは絶対にしないで下さい。
お客様はアンケートを卓上に置いておくか直接スタッフまで手渡ししてくれます。
その場その場ですぐに目を通してください。
その時すぐに改善できるものはすぐに改善しましょう。
料理のクレームもその場でシェフに、
「こういうアンケートが戻ってきました」
とはっきり伝えすぐに改善しましょう。
これがプロの仕事です。
上手なアンケートのコツ
1)目的別 答えてほしい主旨を明らかにする
- サービス
- 新メニューの評価
- 店の評価 等
2)評価項目・・・「普通」は作らない。項目は最大10項目まで
3)アンケートを書いて頂くお客様を選ぶ(自店のお客様になって頂きたい方に書いて頂く)
※お客様の声を100%聞いているとお店は潰れます。しかし素直に聞きましょう!
集まった名簿に対して必ず来店から3週間以内にDM(お礼状)を送りましょう!
アンケート例
「本日の料理で美味しくなかったものはありませんか?ずばりご指摘ください」
「接客マナーで十分な対応ができていなかったり、行き届かない点はございませんか?大変恐縮ではございますが、気づきの点をお書きくださいませんか?」
など、悪い所を指摘して頂くことが本当のアンケートです。
本音を引き出すアンケートを作成しましょう。
また怖がらずそのまま書いて頂きましょう。